そしていつか、てのひらに







夢で良いなんて思わない
一度でいいなんて思うはずない
だって 手放すなんて
出来る筈が無いんだから


何処にいるかも分からない
何をしているかも分からない
ただ
同じ空の下にいるだろうことだけが
根拠もなく分かってる


大声で此処を知らせて
両手を精一杯広げて
これ以上ないくらい存在をばら撒くから
きっと欠片でも君に触れると信じてる




前世の記憶なんてない
約束してた覚えもない
でも きっとめぐり会えるって
此処ずっとが叫んでる


其方は晴れていますか
友達と遊びに行きましたか
ただ
笑って過ごしていてくれれば良いと
風に願いを乗せてみる


鏡を見て瞳を覗いて
行ってきますを部屋に残して
一つで良いから出来事を作ろう
今日が特別な日になっても良いように




夢物語なのかもしれない
軌跡を願うことかもしれない
不安と期待が渦をまいて
息が出来ない瞬間が来る


それでもやっぱり最期には
絶対に逢いたいと思うから


大声で此処を知らせて

両手を精一杯広げて

これ以上ないくらい存在をばら撒くから

きっとその目に触れると信じてる






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