11桁のパスワード
時々出来る空白も
繰り返される同じ言葉も
全部全部君への思い
だって溢れて止まらない
言わなきゃだめとか
明日も早いとか
針がゆっくり迫ってくるのに
やっぱり音には出来なくて
天使も悪魔になっちゃって
二人でそっと囁いて
今日は指を添えないで
ちょっとした我慢比べ
結局“せーの”切っちゃうんだから
勝負なんて付かないんだけれど
気恥しい空白も
何度も聞こえるおやすみも
夢でも逢いたい君への思い
熱を握った左手が愛しい