あるべき世界







すり合わせた掌から


ふわふわと溢れる泡を一掬い


息吹きかけて飛んで行くだけ


昨日と明日も包まれて落ちていく




均等に落ちる事を約束されてる滴をためて


いつか喉を潤すだけの器の底が沈んだら


少しは今日(みらい)の予定が立てられたりして




寄せては返す小さな波


沈めた両手に包まれた空気が


当たり前のように迎えられる世界が


今は何より羨ましいなぁ





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