ある果てのテント小屋







ふらふらと
行く当てもなく彷徨って
ゆらゆらと
流れに任せて漂って
滔々と
行き着いた舞台の端っこは

これ以上ない楽園でした


擦り切れてるのは知っていて
何処までいけるか試しているだけ
口癖になった『どうでもいい』を
喉に順番に待機させて


誰かに疲れたって言いたかった
誰かにお疲れって言われたかった

そんな 星に向けた願いは軽く
雲に絡めとられて心が濡れゆく


見つめるのは夜

包むのは闇

真上にあるはずの光の素

くり返す影に持たせた涙


ふらふらと
足元も見れずに引きずって
ゆらゆらと
吹かれるがままに舞い上がり
滔々と
満たす音に踊る姿は

これ以上ないピエロでした






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