祈りをこの手に







いるかいないか分からない

名前も知らない神様に

一生懸命手を伸ばすなら

此処にいる僕に聞かせてよ




未来なんて知らないし

時間なんて戻せない

明日の天気は変えられないし

忘れものだって教えられない



・・・そんな僕でも


・・・予知する世界が一つだけ



子どもだって思い知らされて

無力だって掌をにぎって

それでも君が隣に見えれば

解けていく糸が小指に絡まる





二人だけの秘密にしよう



二人でこっそり笑えたら

きっと今よりも

ずっと


ずっと



ずっと




だから聴かせて

神様よりも傍にいる

きっと誰よりも幸せになれるよ




inserted by FC2 system