三月の天の邪鬼は・・・
後ろ手につないだ両手で
震える想いを握っては
言いたくないけど気付いて欲しい、と
飼ってる陰が覗いては照れている
階段の上から話すのも
廊下でもたれて話すのも
全部 全部 隠すため
『今』が続けば良いのに、なんて
勇気がないのを誤魔化して
明日もドキドキする為に
餌をあげるのを忘れないでいる
笑顔が増える事よりも
笑顔が消える事におびえちゃう
陰の向こうに桜が舞って
涙で手を振る季節が来ちゃう
踏み出せないまま カウントダウン
後ろ手につないだ両手に
隠しておきたい言葉と不安
伝えたいし明日が欲しい、って
懐いた陰に重なる影が 照れている