死か羽根、涙々







上を向いて口を開けて

落ちてくる甘露を待っている

期待していたのは最初だけ

今は喉さえ潤せればそれで、良い・・・



喪失感を紛らわす事も

向上心を打たれる事も

これが大人になるんだと・・・

変更線を迎えるごとに覚えてきた





越えたばかりの黒線の上

其処に期待した世界は広がってなかった





支払う対価が身の丈を上回る

削って手にした明日へのチケットは

何とか一人分の席を保障して



次の滴が舞う世界は

此処より澄んでいてくれれば、いい・・・







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