灰ライトの消失







映る景色が今終わる

歪んで薄れてぼやけて消える

いつかは訪れると知っていたのに

何時だって覚悟は持てないままだ



寿命が分かれば無駄にはしない

やりたい事を詰め込んで

眠る事すら放棄して



どれだけこなして小部屋に閉じても

それでも取り乱す未来(自分)がそこに





〜・〜・〜・〜





浮上する意識

まぶたに力を入れる瞬間

祈る気持ちは朝露の跡



後ろ髪など惹かれ放題

未練たらたら浅ましく

外聞もなく駄々をこね

執着が纏わりついて いざ



刻みつけた記憶の柱に

聞こえる音を塗り重ねてゆく







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