脳裏に住まう
秘密は蜜語
口に出したら羽ばたき虚空へ
鎖は皆無
尚更自由は手離れせられない
手繰り寄せるため彷徨う腕(かいな)
法雨は空夜
再び落ちる滴が伝う
夢路は既往
瞳の中の瞳が凍てつく
滑り込ませた震える吐息
禁秘は孤独
世界は大きな背中を見せる
内緒は特別
触れたいと願える唯一の連環
醒めないままでと覆う両目