落ち掛る夢の跡
支えなのは本当なのに
もどかしい程縮まらない
でも欲張りなのも本当で
息苦しい程動けない
誰かの代わりなんて事 認めらる筈もなく
欲しい言葉の終りが不明
流れる時間が清流が如く 掠める指先を嘲笑い
こんなに冷たくなる未明
息をしても
外気に触れても
正確さを欠く頭を抱えて
彷徨い続けて辿り着いたのは
思惟のはずれの小さな庵
祈りが増える
痛みが苛む
小さな扉に手を触れたが最期
淡い香りで眠りに向かう