つぎはぎGarden
小さな部屋の隅っこにだけ
いつもほこりがたまらない
気がつけば僕は此処にいて
気付けば君が其処にいた
目を開けて刹那
膝を抱える姿が見得る
僕はそれから隣に座って
君と作り出す静穏を待つ
ぽとりぽとり零れる破片
君の中の不要な欠片
僕の中の足りない欠片
隙間を埋めるピースを手にして
僕にも君にも底が見えば
暗くても明るくても
静かでも煩くても
その声を聞き
一緒に覗く約束が欲しい
寂しくても嬉しくても
悲しくても楽しくても
その手を繋ぎ
一緒に過ごす未来が欲しい